地方を中心に美容室の多店舗展開を行っているTask Share株式会社代表、Kenta Morii氏に話を聞きました。
プロフィール
Morii Kenta 氏
地方を中心に美容室のチェーンを展開。
業界の常識を覆すスピードで拡大を続けているTask Share株式会社代表、Kenta Morii氏
美容師経験は0からの美容室立ち上げ
社長インタビュー.NET:
多くの美容室は美容師の方が独立されてお店を作ることが多いと思うんですが、Moriiさんは美容師の経験は全くない中、何故美容室経営をスタートされたんでしょうか?
Morii:
ずっとIT畑で仕事していたので、髪を切ったこともないです。笑
ただ元々両親が美容師なので、美容室というものに馴染みがなかったわけでもないです。
最初は両親の仕事を応援しようと思いスタートしました。
社長インタビュー.NET:
そこから1年ちょっとで5店舗まで直営店を増やしたわけですよね?
Morii:
実際やってみて勝てる要素しかなかったというのが本音です。
IT業界で働いていた自分から見ると、まだまだ業界として最適化できる所が沢山ありました。
美容師さんの働く環境や給料体型、とてもアナログで不合理な部分がまだまだあります。
現在取り組んでいる新しい仕組みで不健全な業界の仕組み自体を変えたいと思ってます。
社長インタビュー.NET:
現在では3年ちょっとで20店舗を超える店舗数になっているとお聞きしました。
業界から見ても直営店でこのスピードはかなり速いスピードだと思うんですが要因は何かあるんでしょうか?
Morii:
現在は直営店を月に1店舗、年間12店舗出店し続けることを、成長の規律にしています。
このスピードで店舗出店できるのは単純に投資回収のスパンが短いからです。
一般的には1店舗の投資回収は3年くらいかかると思うんですが、うちは1年で回収できるノウハウがあるのがこのスピードで展開できる理由です。
社長インタビュー.NET:
ノウハウというと?
Morii:
簡単に言えば組織作りです。
熱量の高いメンバーに投資をする!
自分は不動産や集客、ビジネス面のことはサポートしますが、サロン自体のことは店長に任命したメンバーに全部任せています。
お店の名前も雇うスタッフもその辺りは一任してます。
任せたメンバーが成功したら、ちゃんと評価をする仕組みを作る。
そういった強い組織を作れる仕組み作りが最大の強みだと思います。
社長インタビュー.NET:
出店するにあたって決めていることは何かあるんでしょうか?
Morii:
人口40万人以上の都市にドミナント出店をして、そのエリアの市場を刈り切るつもりで出店してます。
あとは半年以内に300万円以上の売り上げが出ないと撤退するという撤退ラインも決めてます。
全部が全部うまくいったわけではなく、撤退したお店もいくつかあります。
社長インタビュー.NET:
今後の目標を教えてください。
Morii:
今までは直営店にこだわってお店を出していましたが、今後はFC含むグループとして1,000店舗を目標としています。
ブランド商品の開発や美容室以外の店舗出店も進めてますので、5年もあれば1,000店舗は見えて来るかなと。
美容業界を代表する投資家を目指しています。